自然を感じられる公園がたくさん
もともと名古屋市は全国的に見ても公園の多いエリアです。中区にもたくさんの公園がありますが、その中から特に休日のお出かけにおすすめしたい公園を3つ紹介します。
名古屋のシンボル「名古屋城」
江戸時代の史跡「名古屋城」は、1610年に徳川家康によって築かれました。重厚な天守閣や華麗な装飾が施された本丸御殿は、当時の栄華を物語るものです。天守閣の頂に飾られた「黄金の鯱」は有名ですよね。また、高い石垣や深い堀、巧みに張り巡らされた縄張りなど、この城の高度な建築技術の証も垣間見ることができます。
天守閣の右手にある二の丸庭園は国の名勝に指定されています。「玉澗流(ぎょっかんりゅう)」と呼ばれる全国でも珍しい石組みの壮大な庭園が見どころですが、庭園内には重要文化財が複数点在しており、江戸時代の歴史や文化を知ることができますよ。
園内を散策した後は正門から東門まで続く「金シャチ横丁」で食事をしたり、お土産を買ったりするのもおすすめです。
イベント盛りだくさんの「名城公園」(2024.2.15追加)
「名城公園」は名古屋城の北側に位置する公園。名古屋城の周囲に位置する二之丸、三ノ丸、北園などの総称としても使われますが、一般的には北園のことを指します。名城公園(北園)はオランダ風車が目を惹く広々とした芝生広場を中央に有し、周辺には池や噴水などの水辺もあります。フラワープラザを始めとし、園内は四季折々の花や緑でいっぱいです。1年を通して展示会やイベントの開催が行われており、寄せ植え講座などの講習会も定期的に実施されています。
繁華街に近い「久屋大通公園」
久屋大通公園は「名古屋を代表する都会のオアシス」とも呼ばれ、市民の憩いの場となっています。丸の内にある南北約2kmの帯状公園で、北エリアと南エリアに分かれています。北エリアのテレビ塔エリアは2020年9月に「久屋大通公園」として再開発されました。園内には飲食と物販の35店舗が軒を連ね、インターネットラジオやヨガ、フォト散歩など多くのイベントが開催される人気エリアです。おしゃれなカフェもあるので休日はもちろん、仕事帰りにふらっと立ち寄る人も多いようですよ。ただし、やはり人気のカフェは行列になることも多いので予約してから行くのがおすすめです。
(2024.2.15追加)
久屋大通公園の最南端には、「久屋大通庭園フラリエ」という複合施設があります。「フラリエ」という愛称は、「ふらり」「フラワー」「アトリエ」の造語。屋外庭園や屋内のクリスタルガーデンは花や緑がいっぱいで、施設内にはレストランやカフェなども有しており、ふらりと立ち寄れるアトリエとして平成26年にオープンしました。庭園内には無料で入場することができ、名古屋の中心部である都会の中で、豊かな緑を感じられる場所です。季節に応じたイベントも豊富で、ハロウィンの時期にはジャック・オ・ランタンのかぼちゃの飾りつけ、クリスマスシーズンにはイルミネーションの実施などもされています。ご家族でのお出かけ先としてはもちろん、デートスポットやフォトスポットとしてもおすすめです。
家族連れにおすすめ「白川公園」
水と緑にあふれた白川公園は「城池親水公園」とも呼ばれています。敷地内には、名古屋市美術館、名古屋市科学館、広場、遊具などの施設があります。おすすめは約20種類の香木が植えられた「香りの散歩道」。南側の若宮大通公園とはユニークなデザインの歩道橋で結ばれているのでお散歩に最適ですよ。四季折々の草花が一年中目を楽しませてくれます。また、遊歩道も整備されているので小さな子どもがいる家族連れにピッタリの場所です。イベントなどで利用されることもあり、心にゆとりを与えてくれる癒しの空間です。
園内にはインスタ映えするアート作品もたくさんあり、そちらを目当てに訪れる人も。園内のさまざまな場所に設置されているアート作品をさがしながら散策するのも楽しいかもしれませんね。